10月のアトリエ計画  

お知らせ

 小学生クラスは粘土作品が完成した人から持ち帰っています。今回の粘土造形は果物か野菜、もしくは動物の形を制作してそこに自分で考えた模様で着彩しようという内容でした。立体で形を捉える制作を経験して欲しかった事と、着彩の手順を追った制作を経験してもらおうという狙いです。

 粘土で立体を作る際は針金と麻紐で芯棒を作った事で動物などの中心線を意識して作る事が出来たように思います。芯棒がある事で不安定なバランスでも台座に立たせる事ができたり、細い手足や尻尾の作り込みも可能になるので粘土だけでは出来ない形にも挑戦する事が出来ました。

 着彩では1度1色だけで全て塗ってから乾燥させて・中くらいの模様→細かい模様と重ねていく方法を紹介しました。行程を理解していると重ね描きしていく際に1度描いた模様が消えてしまう事なく積み重なっていくような制作が出来きます。完成までの行程がイメージできていないとつい細かい模様から描き込んでしまいがちですが、そうすると広いところの色塗りが模様を避けながら塗るので大変な作業になってしまいます。

 もちろん着彩には色々な方法がありますし、このやり方だけが正解とも限らないのでそれぞれのやり方で正解を探しながら試行錯誤し制作していった作品もいい制作経験になったと思います。[大きな作業から細かい作業へ]という行程は絵を描いたり、ものを作る時の1番基本的な行程となるので、その事がイメージできるようになればいいなと思います。

 9月は油絵ふねクラスの上級生たちも静物画の仕上げの時期でしたが、油絵も正にこの[大まかから細かへ]の行程が活きる制作です。油絵の場合は[大まかから細かへ]を何度か戻って繰り返しながら作品全体のバランスや陰影を調整しながら完成を目指します。大まかから細かへ1度到達した後にもう一度大まかな視点で見直すには客観的な視点が必要です。「自分はこうだと思って描いてきたけれど、本当にそうかな?他の人はどんな捉え方をしているかな?」離れて見てみたり、他の人の作品をみてみたりしながら広い視野で自分の制作を深めていくのです。

 油絵ふねクラスは現在、中学1年生から高校1年生のメンバーです。油絵を描き始めて2年目の人たちと、今回が初めての制作となった人たちがいます。2年目に入り少し手慣れてきた人の作品はだんだんと色に深みが出てきました。初めての油絵制作の人は、まだ絵の具の性質を探りながらの制作となり、それぞれの個性が出た新鮮味のある作品になりました。油絵の具はまだまだ色々な使い方のできる画材です。皆さんのこれからの成長が楽しみです。

 

10月の予定  『よく見て描いてみよう』

 月曜クラス 7・14・21

 火曜クラス 8・15・22

 水曜クラス 9・16・23

11月の予定

月曜クラス4・1118

火曜クラス5・12・19

水曜クラス6・13・20