立春を迎えて、春へ向けた新たなスタートを感じています。小学生クラスでは長い間取り組んできた自由制作が完成を迎えました。それぞれ失敗したり悩んだりしながらも最後まで粘り強く取り組んだ作品です。ぜひお家でも完成までの苦労や工夫したところなどを話題にして励ましてあげてほしいと思います。お店で買ったどんなに良く出来た既製品よりも自分の手で作った物に人が愛着を抱くのは、作り手が作る間のさまざまな物語を愛しているからだと思います。その作り手の制作ストーリーを大切にしてもらえることは、子ども達にとって何よりもの励みになると思います。
それぞれの取り組み方
今回の制作に対する取り組みは本当に個々の個性が現れていた様に思います。ずっとやりたかった絵本作りに没頭して大作を作った子、昨年のクレヨンの取り組みを活かして1枚絵をじっくりと仕上げた子、誰かを楽しませる事が大好きで仕掛けや遊べるのもを企画して制作した子、段ボール彫刻や羊毛、針金、粘土などの新しい素材をじっくりと研究しながら制作して行った子。それぞれのイメージが形になっていく過程は見ていて感慨深い物でした。
制作の速さ遅さは問題ではない
明確なイメージを先に持って取り組んでいく子たちの制作スピードは早いです。持っているイメージへ向けてぐんぐん制作して行きます。この子たちの課題は完成と思ったところから1歩踏み込んで初めのイメージを少し超えた所を目指して成長することです。
一方イメージを定めずに、素材を触ってあれこれやってみながら何を作ろうか、何が出来るか考えながら完成像を固めていく子たちは、ゆっくりと制作が進みます。この子達の課題は途中で0に戻してしまわずに素材への理解や工夫を積み重ねていくことです。
早いからいい、じっくりだからいいという事はなく、どちらの制作も最後までやり通して完成に漕ぎ着けた時には「こんなことが自分にできたんだ。」という今まで自分にできたことから1つ成長を重ねた制作体験になる様に思います。
1番大事なことは完成までやり通すこと
私自身、自分の制作をしていても時々「あーうまくいかない、やり直してしまいたい。」と思うことがあります。制作の初めの段階であればそれもありですが、半分を超えてからは自分の作品を自分で見放さない! そんな思いで試行錯誤してなんとか気に入るところまで漕ぎつけます。すると完成作品を見た時に、自分で自分を受け入れるような満足感を味わうことができるのです。
自分の作品を最後まで諦めずに完成させることは、自分で自分を見放さない事の様な気がします。でもこれは、思った以上に大変な作業なのです。自分の作品の気に入らないところを受け入れてどう直そうか考えていくのですから、、だから時には軽やかに「もうやめた!!」とうい時があってもいいと思います。でも完成までやり通すと、途中どんなに苦心しても必ず1歩成長して自分を気に入ることができる体験ができる様に思います。
幼児期は単発的な制作の満足感や楽しさを味わえれば充分です。小学生クラスからは少しずつ時間をかけてやり通す力を身に付けていって絵画制作や工作などを通して創る手を育てて行きます、油絵クラスでは1枚のキャンバスに何ヶ月もかけてじっくり取り組み、自分の表現力を身につけていく。それがこのアトリエのクラス編成です。クラスが変わる方は来年度にかけてのご案内など少しづつしていく予定です。わからない事がありましたらお気軽にご質問ください。


2月の予定
月曜クラス 6・13・20
火曜クラス 7・14・21
水曜クラス 8・15・22
3月の予定
月(にじ,ふね)6・13・27
火(くも,うみ)7・14・28
水(なみ)8・15・29


