みなさんこんにちは、ゴールデンウィークの前半に入りましたね。新学期が始まってからやっとのまとまった連休です。まずはゆっくりゆったりした時間を過ごしてくださいね。
・やるべきこととやりたいことのどちらの人生を生きるのか
つい数日前、画家で脚本家、映画監督、他にもたくさんの活動をされてきた大宮エリーさんがご病気で亡くなられたというニュースが飛び込んできました。彼女のこれからの活動を楽しみにしていた私はとてもショックでした。49歳の大宮エリーさんの生き方は羨ましくもあり、憧れでもありました。
大宮エリーさんは私にとっては画家であり、その活動は8年ほど前に自身の制作のために様々な作家の表現をリサーチしていた時に知りました。ちょうど今の私と同じくらいの年齢だったエリーさんのライブペインティングの記事を読みました。当時ライブペインイティングといえば小松美羽さんの活動が有名で、白装束を絵の具まみれにしながら神社で神獣を描く彼女の姿は美しく神々しく、彼女のライブペインティング自体が御神事である事を見る者に納得させる気迫あるものでした。
ライブペインティングに対してそんなイメージを持っていた私は、エリーさんの記事を読んで肩透かしを食らったような気持ちになりました。確か動画も見た記憶があるのですが、エリーさんは大きな画面の前に胡座をかいてすわりお洒落なお酒を呑み、観客と楽しそうに時々おしゃべりしながら「うーんどうしようかねぇ」「ちょっと休憩。」なんて言いながらゆったりと大画面を描き上げていくのです。
そんなふうにして完成した絵がもしも適当なものであれば私はその記事を読み飛ばしたはずですが、出来上がったエリーさんの絵は、大らかでカラフルで広い世界に繋がっていくような気持ちの良い構図で、生きる喜びが惜しみなく溢れるような作品でした。「難しい顔をしていないで、人生は楽しむものだよ。」そんなふうに言われた気がしました。
ご病気の事を公表せず数ヶ月前まで元気な姿を見せていたエリーさん。きっとそこにも彼女の生き方があったのだと思います。そう人生は長いとは限らない。今やりたい事を、無理なく充分にやって生きて行きたいですね。この世界にはやるべき事が溢れているけれど、本当にやりたいことはやるべき事をちょと後回しにしてもやる決心をしないとなかなかやりたい事ができるチャンスは巡ってこないかもしれません。
だってやるべきことは日常にどんどん湧いてくるのですから。子ども達にも「やることやったの?!」というよりも「やりたいことできてるの?!」そんな心持ちで行きたいです!
・ビギナーだからこそ分かる楽しさもある。
私事ではありますが、4月から中国楽器の二胡のレッスンを市民センターで習っています。二胡の伸びやかな音に憧れてチャレンジしたものの擦弦楽器のなんと難しい事でしょう。まず音が出ないのです。でも澄んだ音ががちょっと出ただけでも嬉しくなれるのは入門者の特権でもあります。
この4月から入学したり、部活に入ったり、新しいクラスで頑張っているアトリエのみんなの事が浮かびます。初めてだから出来ないのは当たり前です。できるようになる楽しさを1番味わえるのは、始めたての今だからこそ、その事を思い切り楽しんでねと思っています。
4月からは地球環境世界児童画展の制作をしていますが、まずみんなで野原や空、海を絵の具を使って描いてみました。絵の具の薄め方や、ちょうどいい濃さの感覚、混ぜて出てくる色彩の豊かさに気づく事。できる事が広がると表現は当然豊かになって行きます。アートの世界はなんでもあり、だけど納得感のあるこれもアリ、とこれでいいやのこれもアリは違いますよね。大らかな気持ちで、でもできることも増えていくように、5月の制作も楽しんで仕上げて行きましょう。
6月の予定 月曜クラス2・9・16/火曜クラス3・10・17/ 水曜クラス4・11・18


