デジタル制作より手で作り描く事方がいい絶対的な理由。〈10月のアトリエ計画〉            

 こんにちは、この秋はイベントやマルシェの参加が続きました。ライブペイントに足を運んで下さったり、心を寄せてくださった皆さまありがとうございました。手仕事的なワークショップも考えたのですが、最近は参加型のライブペインティングが中心です。何もないところから何かを作り上げる熱量が伝播していく中で共に表現への一歩が踏み出せる事を伝えていく活動をしていきたいなと考えています。

この教室でのあり方も、1人でも制作していけるための基礎である、道具の使い方や色や形の知識、準備と片付けの基礎をしっかりと伝えていきながら、共に試行錯誤しながら何かを作り上げていく熱量を中心に置いたアトリエ教室でありたいなと最近考えています。

そんなわけで10月の1ヶ月間は立体の自由制作です。教室にある材料を使って工作をします。テーマは「生活が豊かになるものを作る」です。飾れるもの、使えるもの結局はなんでもいいのですが、このテーマを設ける事で1度、家のどこに飾ろうかな、どんなふうに使おうかなと思いを巡らせて完成を目標にしてくれたらくれたら嬉しいなと思っています。

子どもの成長にデジタルは悪なのか

 先日、instagramで「earth.and.child.connection」さんの”マイクラがASDの子どもに与える影響’’という記事を読みました。詳しくは元の記事を読んでいただきたいのですが、これは発達に凸凹がある子ども達だけではなく全ての子どもたちに大切なメッセージだと思いました。

 子どもたちが楽しんでいるゲームを極端に制限することは難しいです。しかしマインクラフトは創造性を育てる事ができるゲームとして知られているけれども、現実の世界での身体を全体的に使った経験や感覚を育てる事が子どもの成長に絶対的に必要な事を忘れてはいけません。

具体的にどんな影響があるのかを考える

 ゲームやデジタルでの学びや制作は頭は使っていても身体を全体的に使った経験ではありません。視覚と指先のクリックだけの動作に長時間縛り付けられていると、神経経路がアンバランスに育ってしまい、こだわりと固執を強めてしまう可能性があり、人対人のコミュニケーションの学びや相手の感情を推測する力が育つ機会を奪ってしまいます。画面の動きに注視して体が動いていないのに動いている感覚になる事で、体の感覚の成長を麻痺させる可能性がある。と言われればデジタルだけの学びに頼りすぎてはいけない事がなんとなく想像できるのではないでしょうか。そしてそれが真実である事も。

 身体が十分に育った大人であれば問題のない事でも、身体が今正に成長中の子ども達は出来るだけ満遍なく身体を使う事が必要なのです。影響は無いとは言い切れないのではないでしょうか。

どうやってスマホやゲームから離れさせるのか

 そうは言ってもスマホにゲームにYoutubeは子どもたちが一度手にしてしまったら最後、なかなか引き離すのは難しい事は私も身をもって経験しています。だからこそ触れさせるのは出来るだけ遅く。しかし今の時代、連絡手段や共通の話題、必死に護ってきた砦もいつかは崩れることになるでしょう。手にした後に最近使いすぎているなと思ったらデジタルデトックスを宣言して家族で外に遊びに出てみるのもいい試みだと思います。家に帰るまでと決めたら大人は揺るがずルールを守り通す姿を見せましょう。姿を見せるというのが大切なので例外はうまく乗り越えつつです。

画面の中より楽しいことに没頭して遊び疲れて夜は眠る。それが1番の理想です。理想はあくまで理想なのですが、目指してみてもいいのではないかと思います。

分からないこと、知らないこと、調べなくたっていいのです。どうしてだろう、なんだろう。と疑問を持ち続けた方がより深い答えに辿り着く事もあるのです。すぐ答えを出す必要はないのです。

そんなわけで1年生から6年生まで縦割りの小学生クラスでは本と紙と記憶の情報を使ってこれからも制作していく予定です。10月も手と体と心と頭をいっぱい使って制作していきたいと思います。  

10月の予定

 月曜クラス 6・13・20

 火曜クラス 7・14・28

 水曜クラス 8・15・29

11月の予定

月曜クラス10・17・24 

火曜クラス11・18・25 

水曜クラス12・19・26